萬松山國照寺

富岡城の初代代官として赴任した鈴木重成公が創建したしたお寺のひとつ。禅庭園の木々や緑の苔につつまれた静謐な森は、住民の憩いの場でもあります。阿弥陀御堂にある「一佛二十五菩薩」は、重成公が天草へ赴任する際、三河藩（現在の愛知県）から遷座したものです。（当初は円通寺にありましたが、老朽化で解体されることになったためこちらへ遷座されました）。歌舞音曲を奏でながら浄土からお迎えに来る様子が表されており、「島原・天草一揆」で犠牲になった人々の供養や、寺社や仏像が失われていた天草の信仰の拠り所としての意味があったといわれます（20名以上の場合は要事前連絡。境内には保育園もあるので静かにお参りして下さい）。